メガヒットを後押しした大きな要因のひとつが、フジテレビ系月9ドラマ『天気予報の恋人』の主題歌への起用でした。佐藤浩市、原田知世、深津絵里、片岡鶴太郎ら実力派キャストが織りなす大人のビターな恋愛劇と、切なくも温かい『SEASONS』の音像が見事にシンクロし、ドラマファンからも熱烈な支持を獲得しました。
また、映像作家・竹石渉監督が手掛けたミュージックビデオ(MV)の圧倒的なスケール感も語り落とせません。広大で荒涼としたロケーション(採石場跡地などを活用した荒野のセット)で撮影された映像は、世紀末の終焉と新たな時代の幕開けを象徴するような退廃美に満ちています。
『vogue』『Far away』『SEASONS』のMVは視覚的にもシームレスにリンクしており、黒いドレスをまとった孤独な姿から、光の中で佇む姿へのグラデーションは、当時の若者カルチャーに強烈なビジュアルインパクトを残しました。