各種レビューサイトやベジタリアン専門店口コミを徹底分析すると、利用者の実態は大きく2つの層に分かれています。ひとつは厳格な菜食主義を貫くリピーター、もうひとつは週に数回だけ肉を控える「フレキシタリアン(緩やかな菜食派)」の一般層です。
主要SNSや口コミプラットフォーム上で交わされている生の声から、顕著な傾向を抽出しました。
「普通の唐揚げ定食を食べたときのような胃の重たさがなく、午後一番のプレゼンでも頭がすっきり冴えていた。週2回はオフィスの近くのベジタリアンカフェでランチにすると決めている」(30代・IT企業勤務男性)
「友人に誘われてグルテンフリー外食評判の高いヴィーガンビストロへ。正直、最初はサラダばかりかと警戒していたが、ビーツとキノコで仕立てたボロネーゼの濃厚さに圧倒された。肉好きの夫も『これなら毎週でも通いたい』と驚いていた」(40代・主婦)
現場の客層を直接観察してみると、カウンター席では一人で黙々と食事を楽しむ会社員が目立つ一方、テーブル席では外国人旅行者と日本人グループがテーブルを囲み、同じ料理をシェアする光景がごく日常化しています。食の制限が壁になるのではなく、誰もが同じテーブルで笑顔になれる「包括的な空間(インクルーシブ・ダイニング)」としての機能が、現場の確かな熱気を生み出しています。