郷ひろみ『GOLDFINGER '99』の元ネタとなった原曲は、プエルトリコ出身の世界的スーパースター、リッキー・マーティン(Ricky Martin)が1999年3月にリリースした『Livin' la Vida Loca(リヴィン・ラ・ヴィダ・ロカ)』です。
当時の音楽シーンにおいて、この楽曲が巻き起こしたセンセーションは桁外れでした。米ビルボードのシングルチャート「Billboard Hot 100」で5週連続1位を独占したのを筆頭に、イギリス、オーストラリア、カナダなど世界20カ国以上のチャートで首位を獲得。全世界でのシングル売上は800万枚以上を記録し、第42回グラミー賞でも最優秀レコード賞を含む4部門にノミネートされるなど、文字通り1999年を代表する世界的アンセムとなりました。
タイトルの「Livin' la Vida Loca」はスペイン語と英語が混ざり合った表現で、直訳すると「クレイジーな人生を生きること」を意味します。情熱的なラテンのリズムに重厚なブラスセクションとロックギターを融合させたサウンドは、それまでアメリカのメインストリームでは限定的だった「ラテン・ポップ」を一気に世界標準へと押し上げる歴史的起爆剤となったのです。