菅氏の「かわいい」という評判を決定づけたのが、無類のスイーツ好きという私生活の事実です。とりわけパンケーキに対する偏愛ぶりは、単なる好物の域を越えてメディアで幾度となく取り上げられました。
この甘党気質には明確な背景があります。菅氏は体質的に「下戸(お酒が全く飲めない)」であり、政治家同士の激しい夜の酒席でもウーロン茶やジュースで付き合いをこなしてきました。激務によるストレスを解消し、脳の疲労を回復させる唯一の手段が甘味だったのです。自著や当時の特番インタビューでも「お酒を飲まない分、甘いものには目がない」と率直に告白しています。
特に話題を集めたのが、東京・紀尾井町のホテルニューオータニ内にある名店「SATSUKI」の特製リコッタパンケーキです。約3,000円前後のリッチなパンケーキを、多忙な公務の合間を縫って男性秘書や一人で訪れ、至福の表情で平らげる姿が幾度となく目撃されました。取材陣から「パンケーキを食べている時が一番幸せそう」と評されるほどであり、激務の合間に見せる純真無垢なスイーツ愛が、有権者に親近感と癒やしを提供しました。