野菜の型抜きを楽しむ人々が口を揃えて抱える悩みが、「型を抜いた後に残る穴だらけの外枠部分」の処理問題です。見た目の美しさを追求するあまり、可食部の30〜40%が切り落としとして残されてしまうケースも珍しくありません。
料理のプロが実践する野菜型抜き余り活用レシピは、端材の形状特性を逆手に取った合理的な調理法を採用しています。穴が空いて細かく崩れた野菜は、火通りが早く味が染み込みやすいという大きなメリットを持っています。
最も手軽で失敗がないのが、「刻み野菜の万能冷凍ストック」です。ニンジン、大根、ピーマンなどの余り枠をまとめて包丁で粗みじん切りにし、ジッパー付き保存袋に平らに広げて冷凍庫へ投入します。凍ったままフライパンに投入すれば、朝食のオムレツの具材、ドライカレー、スープのベース、ハンバーグのかさ増し素材として解凍の手間なく活用できます。
さらに、余り野菜を細切りにしてツナ缶と和え、ごま油と醤油・みりんでさっと炒める「無限きんぴら」や、ミキサーでポタージュスープに仕立て直す方法も極めて合理的です。型抜きした主役部分はお弁当へ、残りの枠部分は夕食の副菜へとシームレスに循環させることで、食材廃棄は実質ゼロになります。