観光ガイドブックや語学アプリを開くと、インドネシア語の「ありがとう」として真っ先に紹介されるのがTerima kasihです。しかし、現地取材や現地のSNSコミュニティでのやり取りを観察すると、ネイティブスピーカーが日常のあらゆる場面で「Terima kasih」とそのまま口にしているわけではないことが分かります。
インドネシア語における「Terima」は「受け取る」、「Kasih」は「愛・情け」を意味し、直訳すると「ご厚意を受け取ります」という格式の高い成り立ちを持っています。そのため、若年層のカジュアルな会話や屋台でのちょっとしたやり取りでは、よりくだけたインドネシア語 感謝 スラングであるMakasih(マカシ)やMakasih ya(マカシ ヤ)が好まれます。現地のカフェやワルン(大衆食堂)で店員とフランクに接する際、長々とした正式表現よりも短い「Makasih」のほうが自然な距離感を生み出します。