絶大な人気を博す一方で、実際にジブリパークのグーチョキパン屋へ足を運んだ来園者の手記やSNS上の投稿を検証すると、手放しの賞賛だけではないリアルな現場の障壁が浮かび上がってきます。
現地を訪れたユーザーから最も多く寄せられる苦言は、「待機列における天候リスク」です。魔女の谷は屋外主体のエリアであり、グーチョキパン屋の待機列も建物の外壁に沿って屋外に長く伸びます。夏季の強烈な直射日光や冬季の冷たい伊吹おろし(寒風)が吹き付ける中、60分以上立ち尽くすことは、小さな子ども連れのファミリー層や高齢者にとって決して小さくない身体的負担となっています。
また、「パンの持ち運びと保管の難しさ」も現場目線ならではの課題です。午前中に無事パンを購入できたとしても、その後に他のエリア(「ジブリの大倉庫」や「もののけの里」など)を数時間にわたって歩き回る場合、紙袋に入った柔らかいパンが型崩れしてしまったり、夏場は衛生管理に気を配らなければならなかったりという制約が生じます。「パークを出る直前に買いたい」という心理が働きがちですが、その時間帯にはほぼ確実に全商品が完売しているというジレンマが来園者を悩ませています。