この漢字は、単なる手書きのジョークでは終わらない。デジタルフォントとして再現しようとした開発者たちが、次々と壁にぶち当たっているのだ。通常の文字フォント(TrueTypeやOpenType)は、ベクターデータとして文字の輪郭を記録している。しかし、1024画ともなるとデータ量が膨大になりすぎる。
一部のブラウザやOSでは、この文字を表示しようとした瞬間にメモリが急増し、アプリがクラッシュする現象が報告されている。エンジニアたちは「文字コードのバグバウンティ(脆弱性報奨金)の対象になり得る」と冗談交じりに語る。文字ひとつが、サイバー攻撃のツールになりかねない時代が来ているのかもしれない。