なぜ人は、十分な準備をしている場面でさえ「おずおず」とした態度をとってしまうのだろうか。心理学の観点から見ると、そこには過度な自責傾向とセルフ・ハンディキャッピングが深く関係している。
「拒絶されることへの恐れ」が強い人ほど、無意識のうちに自分を小さく見せようとする。前もって身を低く構えておくことで、万が一否定された際の精神的ショックを和らげようとする防衛本能が働くのだ。
しかし、相手に気遣いを見せているつもりが、かえって「扱いづらい人」「頼りない印象」を与えてしまっては元も子もない。自分を守るための姿勢が、結果として自身の信頼度を下げていないか冷静に見つめ直す必要がある。