レドンホールマーケットが世界中の観光客から絶大な人気を集める最大の理由の一つが、映画『ハリー・ポッター』シリーズの聖地巡礼スポットである点です。第1作『ハリー・ポッターと賢者の石』において、ハグリッドがハリーを連れて魔法界へと足を踏み入れるシーンの撮影がここで行われました。
最も有名な撮影スポットが、魔法使いが集うパブ「漏れ鍋(The Leaky Cauldron)」の入口として使われた一角です。マーケット内の細い路地である「ブルズ・ヘッド・パッセージ(Bull's Head Passage)」へ進むと、映画の画面そのままの青いファサードを持つ店舗が現れます。作中では黒ずんだ寂れたパブの扉として映し出されていましたが、実際はメガネ店(眼鏡店)として営業している実在のテナントです。店頭で記念撮影を行うファンが後を絶ちません。
さらに、マーケット全体を覆う壮麗なアーケードの景観は、ホグワーツ魔法魔術学校の生徒たちが学用品を買い揃える「ダイアゴン横丁(Diagon Alley)」の街並みイメージそのもの。映画のセットデザインにも強いインスピレーションを与えたとされ、足を踏み入れるだけで映画のワンシーンに入り込んだような高揚感を味わえます。