冬剪定で枝を深く切り詰めてしまった場合、まず確認すべきは育てているバラの系統です。系統によって強剪定に対する耐性と、春の開花メカニズムが根本から異なるためです。
四季咲き性の強いハイブリッドティー強剪定やフロリバンダなどの木立ち性(木立樹形)であれば、株元から20〜30cm程度まで切り戻しても、春になれば眠っていた潜伏芽から勢いよく新芽が吹き出します。むしろ古い主幹を更新し、大輪の花を咲かせるきっかけになるケースも珍しくありません。
一方で注意が必要なのが、つるバラ冬剪定深切りをしてしまったケースです。一季咲きや返り咲き性のつるバラは、前年に伸びた枝(古枝・中枝)に花芽をつける性質を持っています。これらを根元近くまで短縮してしまうと、枯死は免れてもバラ春の花が咲かない理由に直結します。葉ばかりが生い茂る結果になりやすいため、樹形に応じた見極めが肝心です。