2020年6月1日、当時所属していたプロダクション尾木は「渡辺麻友より『健康上の理由で芸能活動を続けていくことが難しい』という申し入れがございました」と公式発表を行いました。数年にわたり体調不良が続いており、協議を重ねた末に本人の意向を尊重して契約を終了したという経緯です。
渡辺麻友の引退理由の核心にあるのは、10代前半から背負い続けた「完璧なアイドル像」との葛藤でした。スキャンダルとは無縁の「王道アイドル」を貫くため、プライベートを犠牲にしてストイックに走り続けた結果、心身への負荷が限界値を超えてしまったと分析されています。
当時の特番インタビューや過去の密着ドキュメンタリーにおいて、彼女は「アイドルとしての自分と、本来の自分とのギャップ」について言及することがありました。妥協を許さないプロ意識の高さが、知らず知らずのうちに自身の精神を追い詰めていたことは想像に難くありません。