食品の鮮度を保つために「とりあえず冷蔵庫に入れる」という習慣は、海ぶどうにおいては命取りとなります。海ぶどう(クビレズタ)は亜熱帯の温暖な浅海に生息する植物であり、寒さに極めて弱い性質を持っています。
保存環境が10℃以下になると低温障害を起こし、細胞壁が壊れて緑色の色素が抜け、茶色や黒っぽく変色したうえでドロドロに液状化してしまいます。一度低温障害で崩壊した細胞は、水につけても二度と復活しません。
生海ぶどうの適正保存温度は15℃〜25℃の常温です。直射日光やエアコンの風が直接当たらない、室内の涼しい冷暗所に保管してください。冬場で室温が10℃を下回る寒冷地の場合は、発泡スチロール容器や段ボール箱に入れ、新聞紙で包んで室内の暖かい場所に置く工夫が必要です。
一般的な生海ぶどうの賞味期限・日持ちは約4〜7日間です。密閉容器に完全に閉じ込めると呼吸ができずに傷みやすくなるため、パックの蓋をわずかにずらすか、通気性のある容器で保管するのが長持ちさせる秘訣です。