大衆演劇界では座長の個人人気に依存しがちな劇団も少なくない中、都若丸劇団の強みは都若丸 劇団員メンバーの層の厚さと統率力にあります。副座長をはじめ、花形役者、ベテラン勢、若手舞踊手、そして裏方を支えるスタッフに至るまで、全員が劇団の看板を背負うプロ意識を共有しています。
舞台上での一糸乱れぬ群舞(劇団全員によるダンスナンバー)は、厳しい稽古量とメンバー間の阿吽の呼吸があってこそ実現する名物シーンです。座長である都若丸自身が個々の役者の適性を見極め、それぞれの個性が生きる役どころを芝居演目の中で配役することで、劇団員一人ひとりにも熱心なファンが付く好循環が生まれています。この強固な組織基盤があるからこそ、長期にわたる全国巡業でも舞台の質を落とすことなく、連日の大入りを維持できるのです。