なぜ「BE MY BABY」は、リリースから四半世紀以上が経過した現在もなお色褪せることなく、聴く者のアドレナリンを沸騰させるのでしょうか。最大の要因は、引き算の美学を極限まで突き詰めた楽曲構造にあります。
作詞を吉川晃司、作曲・編曲を布袋寅泰が手掛けた本作は、日本の商業ロックが過剰な装飾や情緒的なメロディに傾倒していた1989年当時において、異例なほど硬質なダンス・ロックとして構築されました。楽曲を象徴するのは、イントロから全編を貫く「BE MY BABY ギターリフ 布袋モデル」の無駄を削ぎ落としたカッティングです。FERNANDES製「TC-HOTEI(幾何学模様のギタリズム柄)」から繰り出される鋭利な金属音とドライブ感は、ロックのダイナミズムとダンスミュージックの反復性を高度に両立させています。
歌詞の意味に目を向けると、吉川晃司が紡ぎ出した言葉は「愛しているのさ 狂おしいほど」「今宵おまえと ひとつになれるなら」という、極めてストレートで原始的な情動の吐露です。サビではタイトルである「BE MY BABY」をひたすら連呼する構成を採用しており、言葉の意味性を超えた「音としての快楽」が設計されています。難解なメタファーを排し、人間の本能的な渇望を強靭なビートに乗せて叫ぶスタイルこそが、時代や言語の壁を軽々と越えて「BE MY BABY なぜ人気 理由」と検索する若いリスナーを即座に虜にする要因となっています。