市販薬やスキンケアを2週間以上継続しても症状が改善しない場合や、赤みや腫れが広がって痛みが強い場合は、迷わず皮膚科を受診してください。医療機関では、確定診断に基づいた高濃度の医療用医薬品や先端的な自由診療を受けることが可能です。
皮膚科での保険診療では、毛包炎に対してクリンダマイシンゲルやナジフロキサシン軟膏などの医療用抗菌外用薬、重症例には抗生物質の内服薬が処方されます。毛孔性苔癬に対しては、保険適用のサリチル酸ワセリンや高濃度尿素軟膏が処方されるほか、難治性のケースでは自由診療として「グリコール酸やサリチル酸マクロゴールを用いた医療用ケミカルピーリング」や「ピコフラクショナルレーザー治療」が選択肢に挙がります。
【プロの結論】セルフケアに向いている人・即受診すべき人の判断基準
日々のセルフケアで様子見をして良い状態と、直ちに専門医の診断を仰ぐべき境界線は明確です。
【セルフケアで改善が期待できるケース】
・軽微なザラつきのみで、赤みや強い痛みを伴わない初期の毛孔性苔癬。
・数個程度の散発的な毛穴の詰まりで、熱感や化膿がない状態。
・下着の見直しや座面クッションの導入など、生活習慣の改善と並行して取り組める場合。
【直ちに皮膚科を受診すべきケース】
・黄色い膿を持った発疹が広範囲に多発し、座ると強い痛みがある場合(重度の毛包炎・せつ)。
・強いかゆみが持続し、掻き壊してじくじくとした浸出液が出ている場合(真菌感染やかぶれの疑い)。
・市販のステロイド軟膏を自己判断で使用し、かえって症状が悪化している場合。
・しこりのような硬い結節が皮膚深部に形成されている場合(粉瘤や皮下膿瘍のリスク)。