紙の書籍やコミックスの収集熱が再燃する一方で、日本の住宅事情は依然としてシビアだ。このギャップを埋める存在として、100円ショップ業界が開発に注力しているのが高機能な保管ツールである。株式会社大創産業(ダイソー)や株式会社キャンドゥの店頭には、単なるプラスチック製バスケットの枠組みを超えた、緻密な規格設計のアイテムがずらりと並ぶ。
ミリ単位で計算された構造は、既製の本棚の奥やカラーボックスの空いた上部空間にピタリと嵌まる。もはや「安さ」だけを売りにする時代は終わった。ユーザーが求めるのは、部屋の美観を崩さずに収納力を倍増させる合理性だ。