手元にある一着がいつの時代のものなのか、そして本物なのかを見極めるための実践的な判別ステップを整理した。タグの地色、ロゴフォントの質感、そして縫製の丁寧さに着目してほしい。
年代を特定する第一の手がかりは「タグの背景色とロゴの組み合わせ」である。80年代は「黒タグ」、90年代前半は「白タグ」、90年代中後期は「紺タグ」、2000年代以降は「黒地のスクエアタグ」や「現行タグ」という基本軸を頭に入れる。次に確認すべきは「原産国」だ。90年代中頃までの製品の多くは「MADE IN USA」の表記を持つ。さらに、首元のタグ裏面や内側の品質表示タグの印字フォント、縫い糸のピッチ(間隔)を観察する。精巧な偽物はロゴこそ似せてくるが、タグ裏の印字の滲みや、裾や袖のシングルステッチといったヴィンテージ特有の縫製仕様まで完璧に再現することは困難だ。