阿部慎之助監督がユニフォームを脱いだのは、2019年シーズンのことでした。長年酷使してきた捕手というポジションの負担を抱えながら、晩年は一塁手や代打の切り札としてチームを支え、40歳という年齢で現役引退を決断しました。
残した個人成績は、日本プロ野球史において異次元の領域に達しています。通算成績は2282試合出場、2132安打、406本塁打、1285打点、通算打率.284。捕手としての400本塁打達成は、野村克也氏、田淵幸一氏に続く日本プロ野球史上3人目の大偉業でした。
2012年には打率.340、104打点で首位打者と打点王の二冠を獲得し、セ・リーグMVPと日本シリーズMVPを総なめにしました。選手時代の最高年俸は6億円に達し、名実ともに球界の頂点に君臨したスラッガー捕手として一時代を築き上げました。