インテリアの統一感を重視する施主の間で人気を集めているのが、空間に合わせた木製や鉄骨フレームによる「造作棚」での設置です。メーカー純正の専用台(スチール製パイプ構造)に比べて見た目がスタイリッシュで、洗面台や収納カウンターと素材感を統一できる魅力があります。
しかし、乾太くんの専用台と造作のデメリットを把握せずに見た目だけで選ぶと、後々大きなトラブルに発展します。最大の盲点は「将来のメンテナンス性と機器交換」です。乾太くんの本体重量は約30kg〜40kgあり、濡れた衣類を含むと運転時には50kg以上の負荷がかかります。加えて高速回転による細かな振動が発生するため、造作棚には最低でも耐荷重60kg〜80kg以上の構造強度と確実な固定が求められます。
万が一の故障修理や点検時、あるいは10〜15年後の本体買い替え時に、造作棚の開口部に余裕がないと本体を引っ張り出すことができず、最悪の場合は棚を解体しなければなりません。メーカー純正の専用台は、防振設計や高さ調整機能、メンテナンス時の作業スペースがあらかじめ綿密に設計されています。造作棚を採用する場合は、側面に指や工具が入るクリアランス(左右各5cm以上、上部10cm以上推奨)を確保し、取り外し可能な点検口を設けるなど、工務店や設計士と綿密な事前打ち合わせが必要です。