なぜ、しりとりにおいて「る」がこれほど強力な攻撃手段となるのか。その理由は日本語の音韻構造にある。日本語には語尾が「る」で終わる動詞(例:走る、見る、語る)が無数に存在する一方で、「る」から始まる名詞は極めて少ないという非対称性がある。
テーブルゲームや言葉遊びの文脈において、このアンバランスさは極めて戦略的な意味を持つ。語尾を「る」で終わらせる言葉を意図的に連発する「る攻め」は、相手に選択肢の少なさを強いる凶悪なハラスメント戦術だ。ルール上、名詞しか使えないしりとりにおいて、語頭の「る」はまさに最大の急所と言える。