インターネット上の広告やSNSのまとめ情報には、消費者の誤解を招きやすい表現が散見されます。後悔しないために知っておくべき流通の裏側を整理します。
タラバガニとアブラガニの識別:
タラバガニ科に属する「アブラガニ」は、味や食感がタラバガニに酷似しており、正当な表示のもとで流通していれば非常に美味しい食材です。しかし、「タラバガニ食べ放題が4,000円」といった異常な安値を謳うケースでは、甲羅の中心にある棘(トゲ)の数が異なるアブラガニやトゲズワイガニが使用されていることが大半です。素材の正体を正しく理解した上で適正価格を評価する必要があります。
毛ガニ食べ放題の極めて高い希少性:
濃厚なカニ味噌と繊細な身が魅力の「毛ガニ」ですが、東京で常時毛ガニを食べ放題にしている店舗は極めて稀です。毛ガニは一杯あたりの歩留まりが低く、一杯出しが基本となるため、通年食べ放題を実施するのは採算上困難だからです。もし「毛ガニ食べ放題」を見かけた場合は、期間限定の特別イベントか、1人2万円以上の超高級コースであることを念頭に置くべきです。