2026年24号、世界的な社会現象の中で迎えた『鬼滅の刃』最終回(第205話)。ここで多くのファンやライト層が驚いたのが、「これほどのメガヒット作の最終回が、なぜ巻頭カラーではなくセンターカラーなのか」という点でした。
実は、週刊少年ジャンプの長い歴史において、「最終回に巻頭カラーを飾った作品」は極めて稀な例外です。過去数十年の歴史の中でも、『ドラゴンボール』『SLAM DUNK』『NARUTO -ナルト-』『BLEACH』といった歴代の超メガヒット作であっても、最終回はセンターカラーで幕を閉じるのが通例でした(※『こちら葛飾区亀有公園前派出所』や『SLAM DUNK』等、ごく一部の国家的メモリアルを除く)。
ジャンプの編成方針において、巻頭カラーは基本的に「新連載の立ち上げ」「アニメ化などの大型メディアミックス発表」「これから誌面を牽引する現役看板作の強化」に充てられます。完結していく作品よりも、「来週以降もジャンプを買い続けてくれる読者のために次世代の作品を前方に配置する」という雑誌ビジネスの鉄則が徹底されているためです。最終回のセンターカラー+増ページという扱いは、ジャンプの伝統に則った最高クラスの敬意と栄誉であったといえます。