休業期間中、松阪鈴の湯の跡地がどうなるのかという点と並んで、最も激しい議論を呼んだのが「購入済み回数券の行方」でした。温浴施設の常連客ほど10枚綴りなどの回数券をまとめ買いしている傾向が強く、施設が沈黙を保っていた期間には「紙屑になるのではないか」という焦燥感が漂いました。
現地のアドバンスモール松阪周辺では、建物の解体工事ではなく内外装の解体と補強工事が進められており、看板の掛け替えや重機の出入りを目撃した人々から「跡地に別業態が入るのか」「大手資本のチェーンに買収されたのか」といった様々な憶測が飛び交いました。しかし、公式発表や現場告知が更新されるにつれ、営業母体を維持したままの大規模リニューアルであることが周知されます。
既存の回数券に関しては、休業期間分の有効期限延長措置や、リニューアルオープン後の館内利用への充当といった適切なフォロー体制が順次アナウンスされました。一時は払い戻しを求める声で窓口や問い合わせが混雑する場面も見られましたが、再開に向けた具体的なロードマップが提示されたことで、現場の混乱は次第に沈静化へと向かいました。