言葉の成り立ちを分解すると、パンピとは「一般ピープル(People)」を略した言葉です。英語の「People」をそのままカタカナ表記した「ピープル」と、「一般」の「般(パン)」を組み合わせた造語であり、文字通り「ごく普通の一般人」を指しています。
この言葉の原型は、1980年代後半から1990年代初頭のバブル期前後に若者の間で流行した業界用語や俗語にまで遡ります。テレビ番組や雑誌などで一般出演者を親しみやすさや揶揄を込めて「一般ピープル」と呼んでいたスタイルが、1990年代半ばから急速に発展したパソコン通信や初期のインターネット掲示板(2ちゃんねる等)で短縮され、ネットスラング「パンピ」として定着していきました。
当時のネットコミュニティは現在のように万人に開かれたインフラではなく、PCの知識を持つ一部の愛好家が集うアングラ空間でした。そのため、ネットの作法(ネチケット)を知らない新規参入者や、カルチャーの深みを知らない外部の人間を区別するために「パンピ」という呼称が重宝されたという背景があります。