韓国気象庁(KMA)の観測データによると、朝鮮半島における梅雨前線による雨期は「チャンマ(장마)」と呼ばれ、例年6月下旬から7月下旬にかけての約30〜35日間続きます。降雨が始まるタイミングは地域によって異なり、南部の済州島からスタートして徐々に北上し、ソウルを含む中部地方へと移動していくのが一般的な気象パターンです。
日本の本州で見られるような「朝から晩まで弱雨がシトシトと降り続く」天気とは異なり、近年の韓国の梅雨は局地的大雨(ゲリラ豪雨)や線状降水帯による集中豪雨の頻度が増加しています。2024年から2026年にかけての観測でも、わずか1〜2時間の間に道路が冠水するレベルのスコール型降雨がソウル首都圏で複数回記録されました。
旅行日程を組む際は、1日中雨予報が出ていても「短時間の豪雨が断続的に降る」ケースが多いことを念頭に置く必要があります。気象アプリの降雨レーダーをリアルタイムで確認しながら、雨脚が強まる時間帯に屋内アクティビティを差し込む柔軟なスケジュール設計が求められます。