一方で、冬場に多発する「ヒートショック」現象に対する啓発も重要視されている。厚生労働省は、急激な寒暖差による血圧の急変動を防ぐため、脱衣所や浴室の事前加温、入浴温度の管理に関するガイドラインを広く周知している。安全に配慮された入浴環境づくりは、いまや社会全体で取り組むべきテーマだ。
こうした背景を受けて、ヘルスケア産業は急成長を遂げている。高機能な入浴剤、スマートバス機器、睡眠データを分析するウェアラブルデバイスなど、健康・ウェルネス分野におけるイノベーションは止まらない。お風呂を軸とした新しいライフスタイル市場は、今後さらに拡大していく見込みだ。