長年所属した名門レーベル「日本コロムビア」での活動を基盤としながらも、舞台裏では激甚な主導権争いが繰り広げられていた。細木主導による事務所移籍や興行権の再編が進む中で、島倉の手元に残るはずの正当な報酬の行方を巡り、激しい対立が勃発する。
「助けてもらった」という恩義と、「財産や権利を奪われているのではないか」という恐怖。島倉を取り巻く関係者の間では、実質的な金銭被害を告発する声が相次いだ。最終的に島倉は細木のもとを離れる決断を下すが、その代償は小さくなく、芸能活動の存続すら危ぶまれる精神的ダメージを負うこととなった。