アースシェイカーの名を日本全国に知らしめたのは、卓越したメロディセンスが生み出した数々の名曲です。中でも1984年発表の2ndアルバム『FUGITIVE』に収録された「MORE」と、同年発表の3rdアルバム『MIDNIGHT FLIGHT』に収録された「RADIO MAGIC」は、バンドの代名詞として今なお愛され続けています。
「MORE」は、哀愁を帯びたドラマティックなギターリフと、サビで誰もが合唱できる普遍的なメロディが融合したヘヴィメタルアンセムです。ライブではオーディエンスとの大合唱が恒例となっており、ジャパメタ史における最高峰の楽曲の一つとして数えられます。
一方、「RADIO MAGIC」はTDKのカセットテープCMソングとして起用され、ハードロックの枠組みを飛び越えて一般的なリスナー層へ爆発的に浸透しました。爽快なドライブ感とキャッチーなサビ、そしてシャラの歌心溢れるギターソロは、日本の歌謡曲が持つ情緒と洋楽ハードロックの洗練されたアレンジが見事に結実した傑作です。これらの楽曲を手掛けた石原慎一郎と西田昌史のソングライティングコンビは、当時のハードロック界において突出したポップセンスを誇っていました。