「たまごっち」というコンテンツが持つ生命力は、玩具業界の常識を何度も塗り替えてきました。1996年11月23日にバンダイから発売された初代たまごっちは、女子高生を中心に火がつき、入荷日には徹夜の行列ができ、社会現象としてワイドショーを連日ジャックしました。当時の累計販売数は全世界で4,000万個以上に達し、深刻な品薄とプレミア価格の高騰が社会問題にまで発展したことは記憶に新しい事実です。
しかし、初代ブームは急激な供給過多とブームの沈静化により一度終息を迎えます。バンダイが真価を発揮したのはそこからの復活劇でした。2004年に赤外線通信機能を搭載した「かえってきた!たまごっちプラス」を発売し、友達同士で通信してアイテム交換や結婚ができる仕組みを導入して第2次ブームを創出。さらに2008年以降は液晶のフルカラー化を果たし、アニメ展開と連動した「Tamagotchi iD」「Tamagotchi P's」「Tamagotchi m!x」などを連続ヒットさせました。
そして現在、最先端のフラッグシップモデルとして市場を牽引しているのが「Tamagotchi Uni(たまごっちユニ)」です。シリーズ初となるWi-Fi内蔵を実現し、内蔵メタバース「Tamaverse(タマバース)」を通じて、世界中のユーザーが育てたたまごっちとリアルタイムで交流、限定イベントへの参加、世界規模のファッションコンテストなど、国境を越えたエコシステムを確立しています。