巨大ホテルが立ち並ぶ西海岸のリゾートエリアとは一線を画し、本部町周辺では周囲の景観や自然環境に配慮したリゾート開発事業が静かな潮流を生み出している。亜熱帯の森に溶け込むヴィラや、琉球石灰岩をあしらったモダンな隠れ家ホテルが続々と誕生し、極上のプライベート空間を求める旅行者から絶大な支持を集めている。
この地域における観光・ホスピタリティ産業の進化は目覚ましい。単にラグジュアリーな宿泊施設を提供するだけでなく、地元農家と提携したファーム・トゥ・テーブルの特別ディナーや、夜の海辺での星空メディテーションなど、土地の文脈を深く汲み取った高付加価値なサービスが展開されている。観光地特有の喧噪から隔絶された空間で波音に耳を傾ける時間は、現代人にとって何物にも代えがたい贅沢といえる。