料理の現場において最も失敗の原因となりやすいのが「卵の初期温度のブレ」です。常温に戻す時間を待つ必要はありません。冷蔵庫から取り出した直後の冷たい卵を使用することを前提に設計された、確実な5つのステップを紹介します。
ステップ1:卵の準備と下処理
冷蔵庫から取り出した冷たい卵のお尻(丸みのある気室側)に、画鋲や卵穴あけ器で小さな穴を1箇所開けるか、スプーンの背で軽く叩いて微細なヒビを入れます。この工程が内圧を逃がし、後の剥きやすさを決定づけます。
ステップ2:水を注いで点火
フライパンに卵を並べ、水を底から約1cm(約100〜150ml)注ぎます。卵が4〜6個程度であれば、24〜26cmサイズの標準的なフライパンが適しています。
ステップ3:密閉して強めの中火で加熱
ぴったり密閉できる蓋をセットし、強めの中火にかけます。ブクブクと激しく沸騰し、ガラス蓋の内側全体が真っ白な蒸気で覆われた瞬間からタイマーをスタートさせ、4分間加熱を維持します。
ステップ4:火を止めて余熱で蒸らす
4分経過したらコンロの火を完全に止めます。このとき絶対に蓋を開けてはいけません。フライパン内部に閉じ込められた高温スチームの余熱を利用し、そのまま4分間放置します。
ステップ5:氷水で一気に急冷
タイマーが鳴ったら素早く蓋を取り、あらかじめ用意しておいた氷水(氷をたっぷり入れたボウル)に卵を移します。最低でも3〜5分間しっかり浸して内部まで芯から冷やします。