橋本聖子氏の子供たちの就学期において、週刊誌やネットメディアを最も賑わせたのが「小学校のお受験」を巡る報道でした。政治家の子息が多く通う慶應義塾幼稚舎、成蹊小学校、青山学院初等部、あるいは学習院初等科といった名門私立小学校への進学が噂された背景には、永田町における「有力政治家の子供=お受験」という既成概念が存在したためです。
しかし、実際の進路選択はそうした世間のステレオタイプとは一線を画すものでした。報道関係者や教育関係筋の取材記録によると、実子3人(長女・聖火さん、次男・亘利翔さん、三男・朱阿久さん)の学校選びにおいて最優先されたのは、偏差値や名門ブランドではなく「本格的なスポーツに打ち込める環境」と「自然体で過ごせる校風」でした。
長女・聖火(せいか)さんは、幼少期から母と同じく氷上競技や乗馬に親しみ、小・中学校時代から馬術競技に本格的に打ち込みました。進学先については、都内にある私立の中高一貫校に通いながら、馬術部のある名門大学や関連クラブで腕を磨いたと伝えられています。特に馬術界の名門として知られる日本大学や明治大学、成蹊大学などのルートが取り沙汰されたのも、彼女が全日本ジュニアクラスの競技会で実績を残してきた事実と深く結びついています。
一方、次男の亘利翔(わりすと)さんと三男の朱阿久(しゅあく)さんに関しても、小学校お受験で名門私立に縛られる道は選ばず、公立校やスポーツ環境の整った私立校へ進んでいます。兄弟はアイスホッケーや陸上競技などに情熱を注ぎ、母親の母校である駒澤大学附属苫小牧高校のようなスポーツ強豪校の系譜を意識させる進路選択を見せてきました。世間で囁かれた「お受験全滅説」などのゴシップは、学歴至上主義に背を向け、アスリートとしての身体性と自主自律を重んじた一家の教育方針が生んだ誤解に過ぎません。