大紅蓮氷輪丸を象徴する背後の氷の華。かつて日番谷自身、この花弁について「散るたびに卍解の維持が困難になり、すべて消えると卍解が解ける」と説明していました。多くの読者や対戦相手もまた、これを「未熟な日番谷に課せられた時間制限のタイムリミット」だと信じ込んでいました。
ところが、千年血戦篇のクライマックスにおいて、日番谷の口から衝撃の事実が明かされます。「花が散り尽くしたら卍解が解けるなどと、いつ誰が言った?」――この一言とともに明かされた真実は、「花弁がすべて散った瞬間こそが、大紅蓮氷輪丸の完成形が姿を現す合図」というものでした。
幼さゆえに刀の真の力に肉体が追いついておらず、これまでは未完成の状態で戦わざるを得なかった日番谷。背後の花弁はタイムリミットのカウントダウンではなく、「氷輪丸が本来の力を解放するまでの準備カウント」だったのです。この設定の鮮烈な反転は、連載当時の読者に凄まじい衝撃を与えました。