1988年、岩崎宏美は大手商社重役の御曹司である益田尊行氏と電撃結婚を果たした。名門企業・商社一族との結婚は「玉の輿」として大々的に報じられ、トップシンガーの私生活の行方に大きな注目が集まった。二人の間には二人の男児が誕生し、一見すると順風満帆な家庭生活を築いているかに見えた。
しかし、家庭内の価値観のズレや仕事と家庭の両立を巡る摩擦は徐々に膨らんでいった。1995年、約7年間の結婚生活にピリオドが打たれる。当時、最大の焦点となったのが幼い息子たちの親権だった。当時の法制度や家庭環境の影響もあり、親権は益田氏側へと渡ることになり、母として愛する我が子と引き裂かれる苦悩は計り知れないものがあったという。
月日は流れ、成人に達した息子たちと岩崎宏美との絆は再び深まっている。現在では互いの活動を尊重し合い、良好な親子関係を維持している。母親としての慈愛に満ちた素顔は、彼女の表現力にさらなる深みをもたらしたと言えるだろう。