過酷な暑さは、北海道経済の二大柱である農業と観光業に直撃している。日本気象協会やウェザーニューズが発信する気象解説でも、農作物への高温障害や家畜の夏バテ被害への警戒が繰り返し呼びかけられている。
広大な酪農地帯では、暑さに弱い乳牛の搾乳量が激減し、生育不良に陥るリスクが高まっている。ジャガイモやタマネギなどの露地野菜も乾燥と高温による品質低下の危機に瀕する。観光面でも、道内の一般住宅や老舗旅館、交通機関はエアコン普及率が本州ほど高くない地域が多く、避暑に訪れた旅行客が熱中症で搬送されるトラブルが多発している。受け入れ態勢の抜本的な見直しが急務だ。