全自動洗濯機(縦型・ドラム式共通)の構造上、水抜きには絶対に変えてはならない「物理的な順番」が存在します。大手メーカー各社の公式発表資料でも推奨されている基本ステップは以下の3段階です。
ステップ1:給水ホースの水抜き(上部の圧抜き)
最初に行うべきは、水道蛇口と本体をつなぐ給水ホース内部の減圧と排水です。蛇口を開けたまま外そうとすると、水圧で周囲に水が激しく噴き出します。
- 洗濯槽の中を完全に空にする。
- 水道の蛇口(水栓)を時計回りに回してきつく閉める。
- 電源を入れ、「スタート」ボタンを押して給水運転を開始する(約10〜15秒間)。これによりホース内の残圧が抜け、内部の水が洗濯槽へ流れ落ちます。
- 電源を切り、蛇口側・本体側の順で給水ホースを外す。垂れた水を受け止めるため、タオルを手元に用意しておきましょう。
ステップ2:洗濯槽・本体内部の水抜き
給水系統が外れたら、本体底部やポンプ内に溜まった水を一気に排水します。
- 再度電源を入れ、「脱水」のみのコース(最短設定:約1〜3分)を選んでスタート。
- 脱水運転が終了したら電源を切り、洗濯槽の内側を乾いたタオルで拭き取ります。
ステップ3:排水ホース・排水口の水抜き(下部の残水処理)
最も水漏れ事故が起きやすいのが排水ホース内のトラップ水です。
- 床に洗面器やタオルを敷き、排水口から排水ホースを静かに引き抜く。
- ホースを下に向けて傾け、内部に残っている水を洗面器へ完全に排出し切る。
- 本体側面のフックや固定バンドにホース先端を引っ掛けて固定する。