ネット上のレビューや一部の考察では、「『Yes we are』はグループがキャッチーな王道ポップスへ舵を切った商業的な楽曲である」という皮肉混じりの意見が散見されることがあります。しかし、この見方は楽曲の成立背景と本質を見落としています。
真相は全く逆であり、本作はメンバー自身が「セルフプロデュースの主導権を完全に握った転換点」でした。2010年代前半のヒット曲群がトップクリエイター主導で作られていたのに対し、『Yes we are』以降は今市・登坂の両名が作詞段階からコンセプトを主導し、パフォーマー陣も演出や振付の選定に深くコミットしています。
単なる聴きやすさを狙ったポップソングではなく、「自分たちが信じる表現とは何か」をメンバー自らが突き詰めた結果として生み出された楽曲であり、グループのクリエイティブな自立を象徴する作品なのです。