小池さんの存在感は、漫画やアニメの領域にとどまらず、平成の音楽シーンにも絶大なインパクトを残しました。その決定打となったのが、人気ロックバンド・シャ乱Qのメジャーデビューシングル『ラーメン大好き小池さんの唄』(1992年)です。
つんく♂氏の手掛けたラーメン大好き小池さん 歌詞は、ファンクやロックをベースにしながらも、小池さんの「ラーメンに対する純粋な執着」と「どこか哀愁漂う独身男の日常」を鮮烈に描写。ラーメン大好き小池さん シャ乱Qのタイアップやライブパフォーマンスは当時の若者層に強烈なインパクトを与え、後の大ブレイクへの道を切り拓きました。
漫画のワンシーンをモチーフにした楽曲がメジャーチャートを賑わせたという事実は、小池さんという造形が日本人にとって単なるモブキャラではなく、共通言語として機能していた証左といえます。