BBクリームとCCクリームの最大の違いは、「肌悩みを隠す(カバー)」のか「肌色を補正して魅せる(コントロール)」のかという目的の差にあります。名称の由来と開発ルーツを知ることで、それぞれの役割が明確に見えてきます。
BBクリームの「BB」は「Blemish Balm(傷を保護・修復する軟膏)」の略称です。発祥はドイツの医療現場であり、ピーリングやレーザー治療後の敏感な肌を外的刺激から保護し、赤みを隠すために処方された医療用軟膏がルーツとなっています。その後、韓国で美容成分とファンデーション機能を融合させた多機能ベースメイクとして進化し、日本でも大ヒットを記録しました。日焼け止め、美容液、乳液、化粧下地、コンシーラー、ファンデーションの機能を兼ね備え、高いカバー力でシミや色ムラを1本で均一に覆い隠す設計が特徴です。
一方、CCクリームの「CC」は主に「Color Condition(肌色調整)」または「Color Control(色彩補正)」を意味します。BBクリームの「しっかり塗った感」や重さを軽減し、より自然な素肌感を求めるニーズから誕生しました。顔料で肌を覆うのではなく、光の反射と補正カラー(ピンク、イエロー、グリーン、パープルなど)を駆使して肌のくすみや色ムラを飛ばし、トーンアップ効果と透明感を引き出す設計です。スキンケアクリームの延長線上に位置づけられており、軽い付け心地ですっぴん風メイクを叶えます。