1986年に映画デビューを果たした竹内力は、その後、数々のトレンディドラマや青春映画に出演する。特に有名なのが、大ヒットドラマ『101回目のプロポーズ』(1991年)でのバイオリン奏者・沢村尚人役だ。ヒロインに思いを寄せる繊細な青年役を演じた彼の姿は、視聴者の心を掴んで離さなかった。
この頃の彼は、サラサラのヘアスタイルに爽やかな笑顔がトレードマーク。少し翳(かげ)りのあるロマンチックな雰囲気を漂わせ、女性ファンからの人気を一身に集めていた。今の「ミナミの帝王」で見せるドスの利いた声や鋭い眼光は微塵も感じられない。まさに「白馬の王子様」を体現する存在だったのだ。