カラー選びに関して、Web上やSNSでは実態と乖離した俗説がまことしやかに語られています。購入ボタンを押す前に正しておくべき誤解が2点存在します。
第一の誤解は、「クリアケース(透明ケース)をつければ、どんな色を選んでも問題ない」という言説です。実際には、日光や手の皮脂によってTPU素材のクリアケースは数カ月で黄色く黄変(変色)します。このとき、背面がホワイトやシルバーであれば黄ばみが強烈に悪目立ちし、逆にブラックであればケースの変色はほとんど気になりません。一方で、ブラック系はクリアケースの内側に入り込んだ微細なホコリや気泡(密着痕)が白い点となって際立ってしまうという別の罠を抱えています。
第二の誤解は、「新色を買わなければ周囲に機種変更したことが気付かれない」という見栄の論理です。現行のiPhoneは、カメラバンプの配置、アクションボタンやカメラコントロールボタンの有無など、造形自体に識別点が存在します。誰かに新型だと気付いてもらうために好みに合わない有彩色を選ぶ行為は、高額な対価を払って他人の視線に自らの所有体験を明け渡す本末転倒な選択と言わざるを得ません。