グループを卒業した彼女たちを待ち受けていたのは、「元アイドル」という重厚なレッテルだった。かつて看板を背負っていた存在であればあるほど、本格的な役者やアーティストに転身する際の参入障壁は高かった。作品のオーディションで落とされたことも一度や二度ではない。しかし、彼女たちは決して諦めなかった。
厳しいエンターテインメント業界の荒波の中で、彼女たちは小劇場の舞台や単館映画、独立プロダクションの設立など、自身の足で立つ選択肢を貪欲に模索した。過酷な現場で鍛え上げられた度胸とプロ意識は、年齢を重ねるごとに唯一無二の武器へと変わる。いまや彼女たちは、日本のエンタメ界においてなくてはならない実力派として確固たる地位を築いている。