かつて法政二高といえば、運動部を中心とした質実剛健な男子校カルチャーと、凛々しい黒の詰め襟学生服が代名詞でした。しかし、法政大学第二中学校・高等学校が完全共学化へ舵を切った2016年春、スクールアイデンティティの再構築とともに共学化に伴う制服変更が大々的に実施されました。
新しく制定された制服のベースカラーは、深みのあるノーブルなダークネイビーです。法政大学のブランドカラーであるオレンジとブルーのエッセンスを巧みに織り交ぜつつ、知性と品格を感じさせる現代的なカッティングが採用されています。男子は端正なシングルブレザーに同色のスラックス、胸元をシャープに引き締めるストライプ柄のネクタイを組み合わせ、清潔感溢れる都会的なスクールガイの装いを確立しました。
学校案内や説明会で配布される公式パンフレット、Web上の法政大学第二高等学校の制服画像をひと目見て、「この制服に袖を通したいから二高を目指す」とモチベーションを高める受験生も少なくありません。半世紀以上にわたって培われたバンカラの歴史に敬意を払いつつも、多様性と国際性を重んじる新時代の象徴として、見事なリブランディングを成功させています。