結論から申し上げますと、結婚式への参列においてネイビースーツを着用することは全く問題ありません。礼装規定(ドレスコード)において、ネイビースーツは「ディレクターズスーツ」や「ブラックスーツ」に次ぐ略礼装(ダークスーツ)として国際的にも広く認められているためです。
ただし、着用にあたっては「参列者としての立場」を正しく把握することが不可欠です。ブライダル業界の調査データや式場関係者の証言によると、招待客の立場ごとに求められる装いの基準は明確に分かれています。
【友人・同僚ゲストの場合】
最も自由度が高く、ネイビースーツが最も映える立場です。一般的なホテルウエディングやゲストハウス、レストランウエディングであれば、落ち着いたトーンのネイビーをベースに、華やかなネクタイやポケットチーフを合わせることで、新郎新婦を祝う明るい雰囲気を演出できます。
【親族・親兄弟の場合】
親族はゲストを迎える「ホスト側」に位置づけられます。父親や主たる親族はモーニングコートやブラックスーツ(正礼装・準礼装)を着用するのが通例ですが、兄弟やいとこ、20代〜30代の若い親族であれば、ダークネイビー(黒に近い濃紺)かつ無地のスリーピーススーツを選ぶことで、失礼にあたらず上品に参列できます。明るい青みの強いネイビーや目立つ柄物は避けるのが厳格なマナーです。
【主賓・上司として参列する場合】
スピーチや乾杯の音頭を担当する主賓クラスの場合、格調高さが求められます。親族同様にダークネイビーの無地を選び、シルバータイと白のポケットチーフを添えて、重厚感と清潔感のあるコーディネートに徹するのが賢明です。