「バンタンに通って後悔した」と語る卒業生と、「バンタンだったからこそ今がある」と感謝する卒業生。この両者を分かつ決定的な境界線はどこにあるのでしょうか。過去の修了生へのアンケートやインタビュー手記を分析すると、学びに対する心理的スタンスの違いが浮き彫りになります。
後悔を口にする層に共通しているのは、「学校がお金を払えば一人前に育ててくれる」という受動的な顧客意識です。バンタンのカリキュラムは課題の裁量が大きく、自発的に手を動かさない限り時間はあっという間に過ぎ去ります。テストで点数を取れば進級できる高校までのシステムと異なり、評価軸は「作品のクオリティ」と「現場で通用する人間性」のみです。ここにギャップを感じた学生が孤立し、ドロップアウトに至る傾向が見られます。
対照的に、成功を収める層は「現役プロ講師の仕事場を奪い取る」くらいのハングリー精神で施設と講師陣を使い倒しています。「授業後に講師をつかまえてポートフォリオのダメ出しを何度ももらった」「産学連携コンペにすべて応募し、在学中からクライアントワークの実績を作った」という卒業生の手記に見られるように、学校を「教わる場」ではなく「プロの世界への踏み台」と捉えた学生が、圧倒的な成果を手にしています。
なお、キャンパスごとの特色として、東京校(恵比寿・中目黒)はコレクションブランドや大手広告代理店、メディア直結のハイエンドな案件が集まりやすく、トレンドの最先端に触れられる環境があります。一方の大阪校(心斎橋)は関西特有のバイタリティにあふれ、個人の個性を尖らせたストリートカルチャーや独自ブランド立ち上げにおいて強固なコミュニティを形成しています。