プライベートジェットの購入費用は、飛行可能距離(航続距離)やキャビンの広さ、搭乗可能人数によってカテゴリが分かれ、本体価格に大きな開きがあります。
日本市場でも圧倒的な知名度を誇る小型ビジネスジェットの代表格、ホンダジェット(HondaJet Elite IIなど)の価格は、新機体でおよそ8億5,000万〜12億円前後です。大人4〜5名がゆったり搭乗でき、国内都市間や近隣アジア諸国へのフライトに適した高い燃費性能を誇ります。
一方、太平洋や大西洋を無給油で横断できる超長距離型(ウルトラロングレンジ)のフラッグシップ機、ガルフストリーム(G700やG800など)の価格になると、新機体で約100億〜115億円に達します。機内にはベッドルームやシャワーブース、豪華なダイニングスペースが完備され、まさに「空飛ぶプライベートホテル」とも呼べる仕様です。
新造機の納期が2〜3年待ちとなるケースも珍しくない中、注目を集めるのが中古相場です。小型機クラスの中古市場では約2億〜6億円、中型機(ボンバルディア・チャレンジャー等)では15億〜35億円程度で取引されています。ただし、中古機はアビオニクスの更新状況や飛行時間(フライトアワー)によって大幅に価値が変動するため、目利きの専門家を介した取引が基本となります。