世間を巻き込んだ大騒動の末、2人は1999年に破局を迎えました。破局の報を受けて開かれた個別および合同の記者会見は、テレビ各局が生中継を行うほどの異様な熱気に包まれました。
かつては「誠意」という言葉を繰り返して涙を流していた羽賀に対し、アンナの表情には深い疲労と冷徹な決意が宿っていました。後年、アンナが複数の番組や自著などの告白で明かした破局の真相は、単に「お金の問題」だけではありませんでした。
別れの決定打となったのは、繰り返される女性問題と底知れぬ不誠実さでした。借金返済のために命懸けで支え続けている最中にも、羽賀が別の女性と関係を持っていた事実や、つじつまの合わない嘘を繰り返していたことが発覚。「この人は一生変わらない」「自分は彼を救うどころか、共倒れになって家族まで破滅させてしまう」と悟ったアンナの心の糸が完全に切れた瞬間でした。
「父が言っていた『稀代のワル』という言葉はすべて正しかった」。呪縛から解き放たれたアンナは自ら別れを切り出し、5年間に及んだ狂乱の恋に終止符を打ちました。