温帯低気圧と熱帯低気圧の決定的な違い!台風変化後の危険と再発達の罠

温帯低気圧と熱帯低気圧の決定的な違い!台風変化後の危険と再発達の罠

温帯低気圧と熱帯低気圧の決定的な違い!台風変化後の危険と再発達の罠に関する主要なデータを詳しく解説いたします。

テレビやネットの速報で「台風は日本海で温帯低気圧に変わりました」と流れた途端、避難体制を解いてしまう自治体や住民が後を絶ちません。しかし、気象庁が発表するこのアナウンスは、決して危険が去った宣言ではないのです。発表の本質は「台風という熱帯性の渦巻き構造が壊れ、南北の温度差を原動力とする温帯性の低気圧に構造変化(トランスフォーム)した」という大気力学上の分類変更の通知に過ぎません。

気象庁の定義において、最大風速が約17.2m/s(34ノット)以上に達した熱帯低気圧を「台風」と呼びます。台風が温帯低気圧に変わった際、最大風速が17.2m/s未満に落ちて名前が消滅するケースもありますが、風速が25m/sや30m/sの暴風を保ったまま温帯低気圧へ移行する事例も数多く存在します。構造が変わっただけで暴風雨そのものは何一つ衰えていない現象が日常的に起きている事実を、私たちはまず直視しなければなりません。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。