悪魔の実の分類において、イトイトの実は物質を生み出し操る「超人系(パラミシア)」に属します。自然系(ロギア)のように本人の肉体が糸そのものへと変化するわけではないものの、指先や体内から生成される糸の硬度と鋭利さは、一般的な刃物や鋼鉄を遥かに凌駕します。
作中でドフラミンゴが見せた技のバリエーションは極めて多岐にわたり、近接戦闘から超遠距離の国家規模トラップまで、あらゆる戦況に対応可能な万能性を誇ります。
代表的な戦闘技術としては、指先から放つ目に見えない鋭利な糸で対象を切り刻む「五色糸(ゴシキイト)」や、銃弾のように貫通力を高めて射出する「タマ糸」、熱を帯びた巨大な糸の束で標的を焼き切る「超過鞭糸(オーバーヒート)」などが挙げられます。さらに、雲に糸を引っ掛けて空中を高速移動する「空道(ソラミチ)」は、実質的な飛行能力として機能し、海上での機動力を飛躍的に引き上げました。
中でも凶悪極まりない技が「寄生糸(パラサイト)」です。上空から標的の頸椎や神経系へ極細の糸を打ち込むことで、相手の肉体の自由を完全に奪い、意のままに操り人形へと仕立て上げます。ドレスローザでは、この技によってリク王や国王軍が一夜にして暴徒と化し、国家転覆の悲劇が引き起こされました。白ひげ海賊団の隊長クラスや海軍中将クラスであっても初見で拘束を免れるのは至難であり、対集団戦・心理戦において無類の強さを発揮します。